こんにちはパンタさんです。
今回は、もうすぐ廃止される鷹の陸橋(三鷹跨線人道橋)を観察してきました。
なんの変哲もない橋に見えましたが、調べてみると意外な事実を発見!
三鷹跨線人道橋
今回の記事は動画の一部抜粋になります。
鉄道スポットな陸橋
1929年、陸橋は三鷹電車庫(現三鷹車両センター)の人の往来を確保するために建てられました。
高さは約5m、橋の全長は約93m。
橋からは車庫の様子を眺められ、山手線から総武線に転属したE231系や東西線直通車両、あずさやかいじ等の運用に就くE353系などが確認できます。
もう少し進むと中央線を疾走するE233系を見ることができ、橋から手を振ると運転士さんが警笛で応えてくれる親子や電車好きには堪らない鉄道スポットになっています。
歴史を感じさせる鋼材
陸橋をよく観察するとレールの断面が確認できます。
建設当時、鉄鋼不足に悩まされ資材には古レールが使用されました。
レールには何やら文字が…!
よく見るとDICK KERR SANDBERG (DK) 1911という文字が確認できました。
調べてみるとディッカー社(イギリス)のサンドバーグ法を用いてドイツカイザー社(ドイツ)が製造したレールとのこと。複雑ですが海外の技術を用いて作られたレールということですね。
他には八幡製鉄所のレールがあり時の流れを感じました。
文化に寄り添う陸橋
鉄道スポットとしてはもう十分その役割を果たしている陸橋ですが、この橋は鉄道ファン以外に文学好きも訪れる場所として有名です。
走れメロスや人間失格などの作品で有名な太宰治は、この橋が景色の良い場所だと気に入り、よく訪れていたそうです。
橋の眺めはとてもよく、鉄道施設以外にも武蔵野の台地を眺めるには十分な高さがあります。遠くの山々もよく見え、天気が良ければ富士山も見えるそうです。
太宰治が眺めた景色を見たいという方や何か考え事をしている女子大生も橋にいました。
処理しきれない情報に襲われた時、ぼーっと遠くを眺めると落ち着きますよね。
以上簡単に動画の内容を投稿してみました。
動画版ではもう少し詳しく紹介しています!
興味のある方のみ是非ご覧ください!
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