京浜急行電鉄で行われている連続立体交差事業を新馬場から北品川駅まで観察してみました。
新馬場〜北品川(駅間)

新馬場〜北品川の駅間が工事の起点(終点)で、営業線と国道15号線の間に作業ヤードが整備されています。

作業ヤード内にまだ大きな変化はありませんが、営業線は線路の崩壊を防ぐ土留め工事がされています。

作業ヤードを見ると仮囲いに一部不自然な段差を見つけました。
この付近は国道15号線の移設工事をしたのでその際生じた空間を作業ヤードに転用したのかもしれません。


北品川第一踏切付近は仮囲いが設置され仮設ケーブルが通されています。
写真には写っていませんが警報機側に保安設備が移設されていました。
北品川駅

北品川駅は国道15号線側に出入り口が一箇所のみ設置されています。
奥には保線基地を転用した作業ヤードが確認できます。
京急線泉岳寺〜新馬場間の連続立体事業は品川駅を高架から地上に移す一方で、北品川駅は高架化されます。

北品川駅は重機移動や軌道保護のため線路に木製覆工板が敷かれ、ホーム床板の一部が仮設化されていました。

北品川駅は上下線ホームを繋ぐ跨線橋が高架橋構築時の支障になるため仮地下道整備を進めています。
線路は掘削に備えてバラスト軌道から工事桁に変更されています。

保線基地があった場所は整地され重機や資材などが置かれていました。

手前の線路は保線用線路になります。
北品川駅(旧東海道側)

北品川駅東側は仮囲いが設置されています。

北品川の新駅舎は現在より少し東側に建設されるので営業線東側では用地整備が進行中です。


駅北東側は用地整備が進み6棟ほど建物の解体を確認しました。

北品川駅は高架化に伴い駅前広場の整備が行われます。
広場の一部は旧東海道に接する形で計画されています。

高架化工事とは別に北品川駅付近にある品川浦では大規模な再開発事業が予定されています。

ビルを15棟ほど建設して街を更新する計画ですが、屋形船や旧東海道の風情など品川らしさの特色を継承した街づくりも検討しているので、個人的にはタイムスリップしたような体験ができる街ができたら面白いなと期待しています。
以上新馬場ー北品川駅の工事の状況をまとめてみました。
地上に駅を作り踏切をなくす謎工事を観察2024 | 京急品川駅付近連続立体交差事業
上記動画verでは工事の様子を全区間に渡り紹介しています。
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