京浜急行本線、泉岳寺駅ー新馬場駅で行われている高架化工事を
北品川駅を出て品川駅までの駅間で観察してみました(2022.9)
北品川-八ツ山橋

北品川駅を出ると線路脇には仮囲いが設置されていました。左手には駐車場を工事ヤードにした敷地があります。

右手には品川第二踏切。線路脇には仮囲いが設置されています。
中央やや右寄りのベージュのマンションは高架橋が建設される場所ですが立派な作りになっています。都市計画法第54条により鉄道の高架化等都市計画が制定されている箇所に関しては建物の建築方法や高さに制限が設けられますがこのマンションはその影響を受けていません。それを踏まえるとマンション建設後に京急の工事が計画されたことがマンションの構造から分かります。

八ツ山通りとの交差部に設けられた品川第一踏切、遮断機が細かく設置されているのが特徴です。かつての路面電車時代を彷彿とさせるこの場所も高架化されます。
八ツ山橋付近

品川第一踏切近くにある八ツ山アンダーパスからは工事ヤードが確認できます。太い鉄骨を組み合わせた作業構台が設置されていました。

工事ヤードを見てみるとうっすらと丸いマークがされているのを確認しました。将来の高架橋支柱か基礎杭のマークだと思われます。

八ツ山橋はJRを跨ぐために架けられた橋梁ですが、新しい高架橋はその側を沿うように建設されます。北品川ー品川間は別線方式で建設されるので営業線に影響はありません。新しい高架橋は合計10本の線路の上を跨ぐ橋になるので歴史的な工事になりそうです。
八ツ山橋ー品川

八ツ山橋から品川駅にかけて高架下は工事資材置き場になっていました。

八ツ山橋から品川駅は高架になっていますが、品川駅地平化に伴い線形が変更、新しく高架橋を作り直すことになりました。

下り列車に乗ると広大な工事現場を見ることができます。昔は旧品川電車区があった場所で山手線の留置線がありました。もう留置線の面影はなく現在は高架橋の基礎部分の工事を行なっていました。
以上北品川ー品川の工事の状況をまとめてみました。
動画verでは工事の様子を全区間に渡り紹介しています。
コメント