京浜急行電鉄で行われている連続立体交差事業を北品川駅から品川駅までの駅間で観察してみました。
北品川〜八ツ山橋

品川第二踏切そばに建っている高層マンションは高架化用地に被っているため2026年1月末まで解体工事が行われます。外見が綺麗なマンションで築浅かなと思っていましたが、2007年竣工で18年経過しています。沿線を利用される方々の協力があって鉄道工事が進んでいくんだなと感じる光景でした。
八ツ山橋付近

今回の京急線立体化事業は北品川第一踏切まで高架化、北品川第一踏切〜品川駅〜泉岳寺までは地平化されます。北品川第一踏切を出てすぐの八ツ山橋は老朽化及び線形変更のため新橋梁架設に向けた工事が進行中です。
3月中旬までは橋台の構築を進めていて、

4月にはほぼ完成していました。
八ツ山橋〜品川

八ツ山工区にある向かい側の橋台も完成している状態でした。

山手線留置線跡地に整備された八ツ山工区では新橋梁の組み立てが進められていて、3月中旬には白い本設トラスが姿を表していました。

本設トラスの組み立ては11月下旬頃から始まり、2月上旬にはほぼ組み立てが完了している状態でした。橋梁の構築作業は初めて観察したので比較はできませんが、予想よりも早く本設トラスが現れて驚きです。

橋梁の架設は仮設トラスに繋いだ本設トラスを所定の位置まで徐々に移動させる送り出し工法という手法で行われます。送り出し回数は合計11回の予定で、最初の1回は八ツ山工区から北品川第一踏切まで送り出す距離の長い移動になります。

八ツ山橋〜品川駅間の高架下では、工事事務所の整備や橋脚の仮設化を進めていました。
以上北品川〜品川の駅間の工事状況をまとめてみました。
地上に駅を作り踏切をなくす謎工事を観察2025 vol.1 | 京急品川駅付近連続立体交差事業
上記動画verでは工事の様子を全区間に渡り紹介しています。
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